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投資戦略(2022/1/20)

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最近、長期金利が上昇し、日米共にかなり厳しい相場が展開されている。
そこで、自分の投資戦略をアウトプットと共に振り返りつつ、今後投資家としてどう立ち回りをしていくべきなのか、自分なりの投資戦略を共有したい
 
○現在の市場&相場観について
現在、欧米ではコモディティの高騰を始めとした超インフレ時代にある。
日本にいるとあまり感じないが世界は大変なことになっているのである。
流れとしてはいきなり脱炭素化をしようとした為に起こってしまったコモディティの高騰→企業は価格転嫁を実施→諸製品の高騰→消費者向けの商品も高騰→どんどん高騰する商品を見て、一刻も早く価格転嫁される前に商品を買う消費者→更なる高騰
労働者の賃金の伸び率は商品の伸び率より劣っており、スタグフレーション状態にあるといっても可笑しくない。
また、このインフレはサプライチェーンの混乱がコロナによってなかなか回復しないことも、インフレを長引かせている原因に挙げられる。
 
こういった状況を受け、FRBはインフレを改善するためにFFレート(政策金利)を利上げする&QT(量的引き締め)を実施する可能性があることを発言
これ(利上げ)は3月から始まるが、短期金利長期金利は先回りして上昇している。
金利と株式は基本的に逆相関の関係にあり、金利が上昇すればするほど株式のバリュエーション妙味は薄れ、お金が株に回りにくくなる。
特に高いPERを誇るグロース株やハイテク株は大きく売られる局面だ。
 
現在は金利上昇で大きく株が売られる局面であり、積極的に買って儲けることは非常に難しい。
しかもこの金利上昇局面はまだ織り込むには早すぎる。市場参加者は元々0.25ずつFFレートが利上げされていくと予想していたが最近では0.5ずつFFレートを上げるのではないか?QTは年央にはあると予想されていたが、これはもう少し早くなる可能性があるのではないか?そういった声が増えてきた。
常に市場の動向をしっかり見ていかないと市場から退場させられる。リスクを落とし、暴落に耐えられるような体制を構築する必要がありそうだ。
 
○狙えるセクター&投資NGセクター
・狙えるセクター
→エネルギーセクター(短期)、金融セクター(中期)、素材セクター(中期)、インフラや消費材セクター(長期)
エネルギーセクターはインフレに強い。インフレが収まるまではかなり狙えるセクターだろう。ただインフレの終わりが見え始めたり、既に結構織り込まれていたりする可能性を考えると短期で狙うセクターとなりそうだ。石炭石油原油価格などの価格に注視する必要があるだろう。マクロ的環境をみて判断するなど難易度はかなり高そうだ。
金融セクター(具体的には銀行や保険)は金利上昇の恩恵を享受できるセクターだ。長期金利短期金利での長短金利差が大切になるだろう。金融セクターを買うのであれば日本株より米株の方が良い。なぜなら日本はまだ量的緩和をしていたり、利上げは考えたりしていないと日銀が言うからだ。バンバン利上げ局面にある米株や欧州株が良いだろうここから数年金利上昇局面が続くことを考えると中期で投資妙味がありそうだ。
素材セクター(鉄鋼や非鉄など)はバリューシクリカルセクターでもあり、比較的他のセクターと比べると金利上昇に強いのが特徴的だ。これら銘柄は市況に業績が揺さぶられる。市況の堅調さやその株の需給、しっかりと好業績が出せているかが買われる判断材料となるだろう。狙うのであれば中期で、好業績を期待できそうな銘柄選択を心掛けていきたい。
インフラや消費材セクターは最終局面、逆業績相場にて強い力を発揮すると言われている。数年は動かないかもしれないが長期視点でみるのであれば、金利上昇局面の後に企業がボロボロになっている中、インフラや消費材セクターは光る可能性がある。まだ投資するには早すぎる可能性が高いがたまにみておくべきセクターであるだろう。
 
・投資NGセクター
→高いバリュエーション銘柄、中・小型グロース全般、ハイテクセクター、まだ赤字の業績を出している銘柄など
こういった銘柄に共通して言えることは金利上昇局面に極めて弱いこと。赤字のお金は金利上昇でお金を高い利子で借りなければならない。他にも将来の稼ぐ価値の低下につながるなど、非常に売られやすい。ポートフォリオの中でこれら銘柄やセクター大きく占めると大切なお金を失ってしなうことに繋がりかねない。持つのであれば少しポジションを落とすことが賢明だろう
みんな大好きレバナスなども結構きつい展開が待っていると思う。レバナスの多くは高いバリュエーション銘柄であり、非常に売られやすい局面だ。一旦手仕舞いをして、下がりきってから買い直す
時間は余裕であると思う。なので一旦手仕舞いするか、ポジションを落とすなどしたほうがいいと個人的に思う。もちろん良い銘柄で構成されているから上がっていたことは知ってるけど、今ポジションを持つにはせっかく上がっていた良さをけしとばしかねないので今持つのは危険すぎると個人的に思う。
 
○現在のポートフォリオについて
これは私の現在のポートフォリオです。

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リビアンの価格にcが入りましたが打ちミスです。
いやあ、高バリュエーション銘柄に偏りがありますね。高バリュエーション銘柄にテスラ、リビアンが含まれ、これら二つで71%を占めている。
もちろん短期的目線では損切りしたほうがよいでしょう。ただ私は損切りしません
リビアンに関しては既に買ってから半値になっている。5万分買って今23801円分の価値しかない。
しかも最近の日本製鉄の利確額を大きく上回る。ではなぜ損切りしないのか?
リビアンやテスラは超長期で保有すると決めて購入した銘柄であるからだ。しかもこれらにはレバレッジもかけていないし、現物だ。
もちろん今損切りして安値で買えばよい話だ。だが、自分の立てたシナリオを壊さず、保有を突き通したいと思う。
EVは長期で報われる可能性が高いテーマであり、ビジョンや成長率を信じてみたいと思う。
また、テスラの成長率は金利上昇局面をも上回ると思っている。以前利上げ局面でのGAFAMのパフォーマンスという記事にも書いたが、テスラなら勝てると思っている。
前回の記事はこちら↓
ただ、リビアンは厳しいでしょう。本当に始まったばかりだし、こっからさらに半値になる覚悟もしている。でも売らない。
始めて買った米株でもあるし、愛着があるからだ。5万しか入れていないし、気長に私の人生と共に見守っていきたいと思う。
 
これら高バリュエーション銘柄は今の状況で買い増しはしない。テスラは好決算であれば低い確率でいくかもですが、リビアンは絶対ない。
なのでリスクはこれ以上上がらないし、このポートフォリオは総資産の30%ほどで残り70%は現金や投資余力、積み立てNISAとなっている。精神を壊さないほどのリスクオンで投資を楽しみたいと思う。このポートフォリオのみで他に日本株には今投資していない。岸田リスクや長期金利上昇でかなり難しいので、また日本株に戻る時はいつになるか分からないが一応動向を見守りたいと思っている。
 
○今後の投資戦略
今後は、狙えるセクターである金融セクター、素材セクター、インフラや消費材セクターで基本は買いにいこうと考えている。
エネルギーセクターはだいぶ遅れたのと、色々難しいので今回は買わないつもりだ。
一番狙っているのは金融セクターであり、米国の銀行株BACやWFCの押し目で買い挑みたい。QTがきたら間違いなく跳ねると考えている。
 
ただ基本は現金比率多めで戦い、今回の荒れ相場を乗り切りたいと思う。『いのちだいじに』戦略で、パフォーマンスは少しあげられたらいいなくらいでいく。
 
積み立てNISAは変わらずS&P500で、含み損保有銘柄テスラ、リビアンは買い増しせず長期でゆっくりと。今は地合いが悪く、売ると損が出るので気長に保有
仮想通貨はイーサリアムメインで。今は仮想通貨マーケットも良くないので、特に買い増しせず上がり始めまで静観。
日本株は岸田リスク、長期金利上昇リスクを踏まえそれでも勝てそうなら考える。首相も国の経済もかなりキツイので、それでも本当に買うことができるならという感じで。
 
頑張って生き残りたいと思います。着実に投資始めた頃よりも強くなれています。総資産も100万円突破できた。
このままいけばいつか億り人も目指せる。なので、目をそらさず、気を引き締めて戦っていきます。
 
生きるぞおおお!