ちまおblog

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FOMC前に日経ダブルインバース仕込んでみた

FOMC前に日経ダブルインバースを買ってみた。
その理由をマクロ的背景から説明していきたいと思う。
 
○現在の日経平均株価について

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上の画像は現在の日経平均株価を示している。
日経平均は長らく27000~31000のレンジ相場だったが、直近は27000を下回る展開が始まりつつある。
理由としては米国のマーケットの下落と合わせて安くなる連れ安や、ヘッジとして日本市場が海外投資家に使われていること、岸田政権への失望などいつくか挙げられる。
 
ハイパーグロース株が指数を上昇させてきた米国株は割高な銘柄が多い。よってナスダックを始めとしたグロース株には金利上昇を織り込み大きな売りがきている
一方、日本株は比較的バリュー銘柄が多い日経平均を構成する値嵩株にはバリュー銘柄も多く含まれている。こうみると米国マーケットから日本マーケットへ資金が流入しても良いと考えられるが、日本のバリュー銘柄の魅力より、岸田リスク等を始めとした懸念点の方が大きく投資家にうつっているように考えられる。
 
だからこそ、日本市場に資金が流れず指数が弱含みを見せている。マザーズに関しては資金が入らなさすぎる&売りの連鎖で追証連鎖も発生しており絶望的な状況だ。
とはいえ日経平均は27000あたりでは根強い買いがあるのも事実だ。このまま持ちこたえ反発するのか、あるいは下に抜けてしまうのか非常に注目されている。
 
○値嵩株の状況について
そもそも日経平均は一部の値嵩株によって構成されている。
ファナック2.88%
これら上位5銘柄で構成比率26%を超える。それではこれらのチャートを見てみよう。
 

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以上が日経平均を大きく占める値嵩株たちのチャート。
あなたが今買いたい銘柄はありましたか?
これら銘柄たちで日経平均の26%は構成されている。
もちろん、押し目と見ることも出来るし、なんだこれダウントレンドの銘柄ばかりではないかと見る人もいるでしょう。これら銘柄は海外投資家がガチャガチャ動かしていることでも有名だ。
果たして、ここから反発することができる理由があるのか?
マクロ的懸念点を吹き飛ばすほどの買いたい理由がこれら銘柄にあるのか?
これこそ、今後の日経平均株価を予想する上で大切だと考える。
単なる割安さとか、押し目買いとしか見れないのであればだんだんとダウントレンドは続いていき、下に下に進んでしまうことだろうと予想する。
 
FOMC前に日経ダブルインバースを買った理由
私はあえてFOMC前にダブルインバースを買った。
その理由について語る。
①岸田政権下で日本の株価全体が上がりにくいから
岸田政権はマジで失望です。すくなくとも大学生である私や若い投資家も、そして歴戦の投資家、海外投資家みんな失望している
株主へのアンチかと思われるほどたび重なる嫌がらせのような発言の数々、マジで日本に投資する投資家いなくなるよ?と心配している。
岸田政権になってから現在まで、動きはあれどずっと右肩下がり。相当な懸念材料であると実感している。
ただ、反対に岸田政権が終わればかなりの反発を期待できると思われる。よって、その時まで待つのが良さそうだ。
哀れな日本人は仕事をやっている風をどうしても良いと判断してしまう。だから今の岸田政権は支持率が高い。
いつ終わるのか分からないがアベノミクスのような相場は株主を大切に扱う首相でないと実現が難しい。
よって岸田政権下では、このカントリーリスクをしっかりと認識した上でそれを上回る買い材料がない限り個人的には日本株への投資は控えたい。
これは私だけでなくて、多くの海外投資家も同じ意見であるだろう。
 
②値嵩株の需給が悪いから
先ほどの文に上位5銘柄のチャートを載せたが、どれもチャートが良くない。この5銘柄以外にもかなり売り込まれた銘柄はたくさんある。
株の需給が悪いと上値が限られる&損が出てしまい早く売りたい投資家が多くなりがちである。そうなると上がりにくく、新規の買いも呼び込みしにくい。
よって買い側よりかは売り側にたつほうが優位に立ち回りをすることができる。値嵩株の需給が悪いことは実質日経平均の需給が悪いとも言えるのだ。
 
日経平均は米国指数にやっぱり左右されてしまうから
日本株を買っているのは日本人より外国人の方が多い。つまり、外国人の意向に合わせて事が進んでしまうのだ。
日本市場は米国がぽしゃると日本もぽしゃりやすい。なぜならヘッジとして売られるからだ。
また、少なからず日本企業も米国が良くなくなると影響を受けてしまう。割安さが武器である日本株は見直しされない限りは連れて売られてしまうと考えられよう。
 
FOMCはタカにならざるを得ないから
CPIが7%と高い水準を継続中でありインフレが止まらない。これを是正しないとFRBはいけない。だからこそ、タカにならざるを得ないのである。
反対に今回ハト的にいくとそれはそれで危険である。まわりまわって数か月後にツケがまわってきてしまうのだ。
何かしらの策を考えないとインフレは収まらないのである。過去に例を見ないほど膨れ上がったバランスシートも問題だ。よって利上げやQTを過去に例がないような形で行わなければならない。
実際に打てる手立てがそれしか実質ないようなものなので、それを遅かれ早かれやることになるだろう。
そう考えるとタカであり、米国株は更なる調整をして、それに応じて日本株も売られるそういったシナリオが想定されるだろう。
 
以上四点が大まかな日経ダブルインバースをFOMC前に買った理由である。これはヘッジ目的のため、予想が外れたら早めに損切りか利確をし、予想通りであればゆっくりと日経平均の値下がり恩恵を享受していきたいと考えている。どうなるかは分かりませんが、相場を生き抜き、次の上昇相場をものにするため最善を尽くしていきたい。
 
 
 


 

投資戦略(2022/1/20)

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最近、長期金利が上昇し、日米共にかなり厳しい相場が展開されている。
そこで、自分の投資戦略をアウトプットと共に振り返りつつ、今後投資家としてどう立ち回りをしていくべきなのか、自分なりの投資戦略を共有したい
 
○現在の市場&相場観について
現在、欧米ではコモディティの高騰を始めとした超インフレ時代にある。
日本にいるとあまり感じないが世界は大変なことになっているのである。
流れとしてはいきなり脱炭素化をしようとした為に起こってしまったコモディティの高騰→企業は価格転嫁を実施→諸製品の高騰→消費者向けの商品も高騰→どんどん高騰する商品を見て、一刻も早く価格転嫁される前に商品を買う消費者→更なる高騰
労働者の賃金の伸び率は商品の伸び率より劣っており、スタグフレーション状態にあるといっても可笑しくない。
また、このインフレはサプライチェーンの混乱がコロナによってなかなか回復しないことも、インフレを長引かせている原因に挙げられる。
 
こういった状況を受け、FRBはインフレを改善するためにFFレート(政策金利)を利上げする&QT(量的引き締め)を実施する可能性があることを発言
これ(利上げ)は3月から始まるが、短期金利長期金利は先回りして上昇している。
金利と株式は基本的に逆相関の関係にあり、金利が上昇すればするほど株式のバリュエーション妙味は薄れ、お金が株に回りにくくなる。
特に高いPERを誇るグロース株やハイテク株は大きく売られる局面だ。
 
現在は金利上昇で大きく株が売られる局面であり、積極的に買って儲けることは非常に難しい。
しかもこの金利上昇局面はまだ織り込むには早すぎる。市場参加者は元々0.25ずつFFレートが利上げされていくと予想していたが最近では0.5ずつFFレートを上げるのではないか?QTは年央にはあると予想されていたが、これはもう少し早くなる可能性があるのではないか?そういった声が増えてきた。
常に市場の動向をしっかり見ていかないと市場から退場させられる。リスクを落とし、暴落に耐えられるような体制を構築する必要がありそうだ。
 
○狙えるセクター&投資NGセクター
・狙えるセクター
→エネルギーセクター(短期)、金融セクター(中期)、素材セクター(中期)、インフラや消費材セクター(長期)
エネルギーセクターはインフレに強い。インフレが収まるまではかなり狙えるセクターだろう。ただインフレの終わりが見え始めたり、既に結構織り込まれていたりする可能性を考えると短期で狙うセクターとなりそうだ。石炭石油原油価格などの価格に注視する必要があるだろう。マクロ的環境をみて判断するなど難易度はかなり高そうだ。
金融セクター(具体的には銀行や保険)は金利上昇の恩恵を享受できるセクターだ。長期金利短期金利での長短金利差が大切になるだろう。金融セクターを買うのであれば日本株より米株の方が良い。なぜなら日本はまだ量的緩和をしていたり、利上げは考えたりしていないと日銀が言うからだ。バンバン利上げ局面にある米株や欧州株が良いだろうここから数年金利上昇局面が続くことを考えると中期で投資妙味がありそうだ。
素材セクター(鉄鋼や非鉄など)はバリューシクリカルセクターでもあり、比較的他のセクターと比べると金利上昇に強いのが特徴的だ。これら銘柄は市況に業績が揺さぶられる。市況の堅調さやその株の需給、しっかりと好業績が出せているかが買われる判断材料となるだろう。狙うのであれば中期で、好業績を期待できそうな銘柄選択を心掛けていきたい。
インフラや消費材セクターは最終局面、逆業績相場にて強い力を発揮すると言われている。数年は動かないかもしれないが長期視点でみるのであれば、金利上昇局面の後に企業がボロボロになっている中、インフラや消費材セクターは光る可能性がある。まだ投資するには早すぎる可能性が高いがたまにみておくべきセクターであるだろう。
 
・投資NGセクター
→高いバリュエーション銘柄、中・小型グロース全般、ハイテクセクター、まだ赤字の業績を出している銘柄など
こういった銘柄に共通して言えることは金利上昇局面に極めて弱いこと。赤字のお金は金利上昇でお金を高い利子で借りなければならない。他にも将来の稼ぐ価値の低下につながるなど、非常に売られやすい。ポートフォリオの中でこれら銘柄やセクター大きく占めると大切なお金を失ってしなうことに繋がりかねない。持つのであれば少しポジションを落とすことが賢明だろう
みんな大好きレバナスなども結構きつい展開が待っていると思う。レバナスの多くは高いバリュエーション銘柄であり、非常に売られやすい局面だ。一旦手仕舞いをして、下がりきってから買い直す
時間は余裕であると思う。なので一旦手仕舞いするか、ポジションを落とすなどしたほうがいいと個人的に思う。もちろん良い銘柄で構成されているから上がっていたことは知ってるけど、今ポジションを持つにはせっかく上がっていた良さをけしとばしかねないので今持つのは危険すぎると個人的に思う。
 
○現在のポートフォリオについて
これは私の現在のポートフォリオです。

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リビアンの価格にcが入りましたが打ちミスです。
いやあ、高バリュエーション銘柄に偏りがありますね。高バリュエーション銘柄にテスラ、リビアンが含まれ、これら二つで71%を占めている。
もちろん短期的目線では損切りしたほうがよいでしょう。ただ私は損切りしません
リビアンに関しては既に買ってから半値になっている。5万分買って今23801円分の価値しかない。
しかも最近の日本製鉄の利確額を大きく上回る。ではなぜ損切りしないのか?
リビアンやテスラは超長期で保有すると決めて購入した銘柄であるからだ。しかもこれらにはレバレッジもかけていないし、現物だ。
もちろん今損切りして安値で買えばよい話だ。だが、自分の立てたシナリオを壊さず、保有を突き通したいと思う。
EVは長期で報われる可能性が高いテーマであり、ビジョンや成長率を信じてみたいと思う。
また、テスラの成長率は金利上昇局面をも上回ると思っている。以前利上げ局面でのGAFAMのパフォーマンスという記事にも書いたが、テスラなら勝てると思っている。
前回の記事はこちら↓
ただ、リビアンは厳しいでしょう。本当に始まったばかりだし、こっからさらに半値になる覚悟もしている。でも売らない。
始めて買った米株でもあるし、愛着があるからだ。5万しか入れていないし、気長に私の人生と共に見守っていきたいと思う。
 
これら高バリュエーション銘柄は今の状況で買い増しはしない。テスラは好決算であれば低い確率でいくかもですが、リビアンは絶対ない。
なのでリスクはこれ以上上がらないし、このポートフォリオは総資産の30%ほどで残り70%は現金や投資余力、積み立てNISAとなっている。精神を壊さないほどのリスクオンで投資を楽しみたいと思う。このポートフォリオのみで他に日本株には今投資していない。岸田リスクや長期金利上昇でかなり難しいので、また日本株に戻る時はいつになるか分からないが一応動向を見守りたいと思っている。
 
○今後の投資戦略
今後は、狙えるセクターである金融セクター、素材セクター、インフラや消費材セクターで基本は買いにいこうと考えている。
エネルギーセクターはだいぶ遅れたのと、色々難しいので今回は買わないつもりだ。
一番狙っているのは金融セクターであり、米国の銀行株BACやWFCの押し目で買い挑みたい。QTがきたら間違いなく跳ねると考えている。
 
ただ基本は現金比率多めで戦い、今回の荒れ相場を乗り切りたいと思う。『いのちだいじに』戦略で、パフォーマンスは少しあげられたらいいなくらいでいく。
 
積み立てNISAは変わらずS&P500で、含み損保有銘柄テスラ、リビアンは買い増しせず長期でゆっくりと。今は地合いが悪く、売ると損が出るので気長に保有
仮想通貨はイーサリアムメインで。今は仮想通貨マーケットも良くないので、特に買い増しせず上がり始めまで静観。
日本株は岸田リスク、長期金利上昇リスクを踏まえそれでも勝てそうなら考える。首相も国の経済もかなりキツイので、それでも本当に買うことができるならという感じで。
 
頑張って生き残りたいと思います。着実に投資始めた頃よりも強くなれています。総資産も100万円突破できた。
このままいけばいつか億り人も目指せる。なので、目をそらさず、気を引き締めて戦っていきます。
 
生きるぞおおお!
 
 
 

日本製鉄の出口戦略について

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本記事では日本製鉄の出口戦略(利確ポイント)を探ることをテーマとしてブログにします。
本記事を書いた日程としては2022/1/18となります。
私は2022/1/17前場に成行で株価2222.3で全株利確し、現在は日本製鉄ホルダーではありません。
それでは早速見ていきましょう。
 
〇チャート分析(テクニカル)
こちらが現在の日本製鉄のチャート(2021/1/18/10:40分時点)

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直近高値から5%ほど下落し、かなりキツイ下げを記録した。こちらのチャートは1/18日の10時40分時点のチャートだが、既に非常に大きな出来高を伴っている
海外投資家や機関筋が多そうな雰囲気だ。個人は迷っている方も多くいると見られる。
最近まで連騰していた節もあり、調整は大きめのように見える。
押し目を待っていた個人の買いと機関筋等の売りから大きな出来高帯を作りそうだ。
短期筋では売るべきだと個人的に感じる。ただ、長期ホールドの場合は耐えるべきタイミングであるかもしれない。
昨日の夜にレーティング引き下げという非常にタイミングが悪い時にレーティングが発表されたため、これが今回のキーのようにも見える。
これから正直どちらに振れても可笑しくないが、以前のようにみるのであれば、短期的には厳しい状況が展開されそうな気がする
しかし、バリューシフトによるしつこい買いが売りを上回るのであれば、再度高値を狙って上昇すると思われる。
 
〇私が日本製鉄を利確した理由について
まず、前提として私は景気敏感株で何度も何度も損失を出してきた。
主に小型の景気敏感株なのですが、高値で掴む自称天才だ。
そこで多くの奈落に落ちる光景を持ち株の下落と共に見届けてきた男でもある。
絶望を何度も何度もくらったのである。
なので、常に警戒感を持ち、トレードに励んできた。
上がっているときは勝者の自己バイアスがかかる。みんながパーティー気分の時にその会場からいなくなる決断をしなければならない。
そこからくる教訓も活かして利確を断行した。それでは利確した詳しい理由を見ていこう。
 
利確した理由①
高値で陰線がつく可能性があると判断したため
これは単純に寄り付きの始値よりも低い終値をつけることで陰線が登場するものだ。

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結果的に前場にグッと上げて、そこからズルズルと落ちていった。
利確売りがこれの原因だと思うが、2180~2300は非常に利確売りが多く発生すると前回の下落したポイントの出来高から推測できた
だから重くなった雰囲気を前場に感じたため、前場成行で株価2222.3で欲を出さず決済した。
 
利確した理由②
直近11連騰という驚異的な上げを記録していたから
押し目もなく、ずっと上がってきた。
これの材料としては海外投資家や機関の買いだ。金利の急上昇を背景にバリューシフトが起こり、グロース株に入っていた資金が日本の割安シクリカル銘柄に流れてきたのだ。
これはファンダメンタル的な上げではなく需給によるものだ。
需給による上げは本当に強いと感じたが、それはチャートが崩れると大きな下げ要因にもなる
 
前回の日本製鉄銘柄研究②にも書いたが調整が来るのではないか?買うならそこで買うべきだと書いた。
前回の記事はこちら↓
なので、近いうちに大きな調整があると見込んでいたのだ。ツイートでも何度も言っていた。
よって雲行きがの怪しさの見えた時にすぐに利確したのだ。

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利確した理由③
2180~2300の出来高帯がやっぱり気になったから
レンジを何度も繰り返してきた日本製鉄にとってこの出来高帯は地獄の重さを秘めていると感じている。反対にここさえ抜けられると、軽くなり大きく今後も上昇していくと予想していた。
前回の転換社債発行の発表日あたりでは悶絶の出来高3500万株である。
これにプラスして前々回やその前にもこの出来高帯には多くの出来高があり、売る人も押し目と思ってナイフを掴み買った人も多くいる。だからとても重い。
よってすんなり抜ければ持っていたかったが、雲行きが怪しく、落ちた時に処理が大変だと思い、やや薄利で利確を決めたのだ。
 
以上の三点が利確を検討した大きな理由であり、これに応じて機関筋も短期的に売り浴びせをしてくると思ったのが、今回の利確をより確定的にさせた理由だ。
中国や韓国大手鉄鋼の決算も控えていることから、売りが波及する可能性も考えられる。これもあまりよろしくないので利確した理由だが、やはり需給面で見られている現在にとってオマケ的な位置付けであると判断したので、付け加え的に書いておくことにする。
 
〇現在の鉄鋼市況状況について
市況を一括で確認出来るよう昨年9月に市況確認用ブログを書いているのでこちらでも確認できます。
リンク
・国内市況の現状(昨年12月市況)
 
鉄スクラップ(電炉確認必須)→直近調整局面にありつつも依然として高値圏
異形棒鋼→高値圏横ばい
H形鋼(大型建材向け)→高値圏横ばい
黒ガス管(高炉生産)→2008高値圏超え史上最高値更新中
等辺山形鋼→高値圏横ばい
コラム(大型角形鋼管、斜陽事業)→2008高値圏超え史上最高値更新中
熱延鋼板→2008高値圏超え史上最高値更新中
冷延鋼板→2008高値圏超え史上最高値更新中
厚板→2008高値圏超え史上最高値更新中
軽量C形鋼(小型建材向け)→2008高値圏超え史上最高値横ばい
 
依然として国内市況は強い内需により高値圏を維持し、中には史上最高値をたたき出し続けている鉄鋼製品も多い。堅調である。
主要な鉄鋼製品(高炉メーカーにとって業績に大きくインパクトを出す製品)を線で引いた。
これらをみると国内市況は非常に堅調であり、好業績を期待できると言える。
さらに直近では鉄鉱石価格、石炭(コークス)等、原燃料価格は調整局面にある。特に石炭価格は昨年6月圏まで下落しており、これは中国の鉄鋼メーカーが減産に入っている恩恵があるためだ。
つまり、原燃料価格と鉄鋼製品には大きなマージンが生まれ、国内においては前回の強い決算を超えた好業績を期待できるだろう
 
・海外市況の現状(昨年12月市況)
 
アジアホットコイル(熱延)市況→昨年7月をピークに下落。昨年4月圏まで落ち込む
中国→市況軟化でマージン悪化。大幅下落し、直近少し上向き。昨年4月圏。今年から値上げ予定。
韓国→内需堅調高値横ばい。
米国→直近最高高値からは下落継続、だが依然として高値圏。熱延市況昨年4月圏。
 
外市況は直近高値から調整局面にあり、特に中国の下げ影響が大きい。やはり中国不動産デフォルト懸念があって、中国の50%を占める建材需要が落ち込んだことが理由として挙げられるだろう。
アジア市況(インド等を多く占める)は中国の安い鋼材が流入し更に軟化。以前立てた懸念点をしっかりと踏まえた結果となった。
以前の懸念点を示したブログはこちら
リンク
韓国は日本と同じく内需堅調で高値継続。
米国は調整局面に入っている。輸入した中国鋼材の影響か?
次の決算では日本製鉄の予想通り、海外市況はマージン悪化となりそうだ。どこまで健闘してくれるか見ものですね。価格転嫁をうまい具合に進め、採算確保に期待したい。
 
 
以前からファンダメンタル的に特に変わりがない。あまり、今回の上げでファンダメンタルは見られていない可能性もある?(詳しくは)
どちらにせよ直近は大丈夫そうだが、やはり不透明感と戦っていかねければならないのが鉄鋼業という業種である。常に新しい鋼材市況を把握し、判断していくべきであろう。
 
〇直近の懸念点は何?
需給の悪化これに尽きる
以前の現状把握記事で書いたように特出した懸念点は最近見当たらなかった。なので、懸念点が実質無く、バリューシフトの恩恵を受けて、海外投資家や機関筋の大量買いのおかげで上がっていた。おかげさまで需給も改善傾向にあった。
 
しかし、一度チャートが崩れ、需給が崩れると長らく停滞する可能性がある。
これは2Q決算前から持っていた日本製鉄ホルダーには非常に共感してもらえる話だと思うが、一度下げて連鎖的に下がり始めると全然上がらなくなる。信用買いが上値で取り残され、即座に海外投資家や機関筋は売り抜け、売り浴びせをしてくる。
こうなると非常に厄介だ。
なので直近の懸念点は需給の悪化これに尽きるのである。
 
需給の悪化は何かしらの材料が無い限り、時間経過でしか改善されない。決算が良くてもそれが織り込みされてしまうと上がらないのである。
よって、需給の悪化が起こる前に手仕舞いするのが定石であると考える。
 
反対に需給の悪化が起こらず、ここから跳ね上げて多くの出来高価格帯を突破できれば大きく株価は飛躍すると考えられる。
 
〇今、日本製鉄は買うべき?ホールド継続?売るべき?(出口戦略)
◆買いについて
今は需給の悪化を見越して買いを控えて、調整しきったら買い向かうべきである。
やはり懸念すべきは需給の悪化であり、落ちるナイフをつかまないことが大切である。
もちろん、買うべき理由はたくさん挙げられるが需給はすべての材料の優先度を超える。
需給こそ一番大切なので買うタイミングはしっかりと分析したほうが得策だろう。
私も虎視眈々と狙っていく。
 
◆日本製鉄ホルダーについて
結論、選択肢は二つある。
・直近の信用の重さや需給による下げを回避するために利確or損切りを断行する
・長期で配当金を貰いつつ、再浮上&最高値を狙う
短期目線なら利確か損切りした方が良いです。需給は非常に厄介なので。
すんなり反発してくるようなら大丈夫かもしれませんが、一度悪くなると意外とズルズルいくのが日本製鉄です。これは数か月持ってみて感じたこと。あくまでこれまでの話なので今回はすぐに再び上がる可能性も否定できません。
 
ただ、長期で投資する場合、正直、将来の鉄鋼業に投資をするかという問題になってくる。
将来的に世界の鉄鋼業は脱炭素に向け、生産より一定量のマージンをしっかりととっていく体制になると考えられる。
また、2022年ではインド、ASEAN、米、EUで鉄鋼の需要は増えるとしている。
 
日本製鉄を信じるか、ここが今後の決め手である。
 
この鉄鋼マージンバブル以降も、しっかりとマージンを確保し、事業利益6000億円をコンスタントにとりつづけることが予想できるか?
 
もちろん、2022で事業利益6000億円、達成できなければ諸々シナリオを考え直して損切りしないといけない可能性もある。
市況も悪くなるかもしれない。中国が安い鋼材を世界にバラマキして採算が悪化するかもしれない。円高が急に進んで利益をあげにくくなるかもしれない。
 
それでもバリューシフトが起こり、最近までと同じように再度買われるビジョンを描くことができるか?
 
日本株の個別投資で外国人投資家より優位性をとれるのは、調査に調査を重ねた日本人だけ。
 
でもやはり大切なのは自分が日本製鉄を買った理由であり、人それぞれのエントリーポイントがある。
自分の日本製鉄に対する考えを一番に判断してほしいと思う。非常に扱いが難しい株であるが故、検討を祈ります。
 
 
 
 
 

米利上げの過去と鉄鋼株との相関関係

〇米利上げの過去のおさらいと現在について
毎度おなじみ、過去の金利上昇局面を示した良い画像がある。

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直近ではサプライチェーンの混乱やコモディティの高騰により、インフレ加速が起こっている。CPIや消費者態度指数は歴史的な高さを記録し、市場は行く先に不安感を示している。なのでこのインフレを少しでも改善するため、FRB利上げやQTが予想されている。  
テーパリング完了は2022年3月だ。この期間から利上げが始まる可能性が高いと市場関係者は予想している。また、比較的早い段階でQTも考えられている。これはイールドカーブが逆イールド状態となることをFRBが懸念しているからだ。
 
2022年3月から2024年3月まで緩やかに10年債利回りが上昇すると仮定するとS&P500、つまり米国株は2021年ほど伸びることは期待できないが、急激に下落して終わることは考えにくいだろう。これは市場とFRBが上手く対話できたことで始めて実現する。現在は何度も小出しにして市場に伝えているため、対話は上手くいくと個人的に予測する。
ただ、インフレを急ピッチで改善するという理由で急激に政策金利(FFレート)を上げると、1980~1994年の間に起こったような下落がS&P500にあると心構えする必要がありそうだ。QTについても同じことが言える。
 
市場はいきなり金利をグッと上げると危険と判断しリスク回避から売却するので株価は下がりやすくなる。特にその影響はグロース株に大きな打撃を与える。
多くの市場関係者は流石にFRBはやらかさないだろうと見て、金利上昇と共に株も上がる見方が多かったが、そうなるのか懐疑的な意見も増えてきた。
 
今は金融相場から業績相場へ移行する転換点。なかなか見通しを立てるのが難しいため、短期的にボラティリティの高い値動きとなりそうだ。どこまで政策金利を上げるのかということについても、今後を見るうえで大切となりそうだ。気を引き締めていきたいところである。
 
長期金利上昇局面と鉄鋼株との相関関係
金利上昇局面にてバリューや一部のシクリカルセクターは強いパフォーマンスを展開することがある。
では鉄鋼株ではどうだろうか?

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これは長期金利が上昇する局面の鉄鋼株の株価を示したものだ。
多くの場合、金利上昇局面で鉄鋼株は上昇していることが分かる。これは狙って上がっているところのみをピックアップしたのではなく、金利上昇の短い局面、長い局面どちらも取ったものだ。
これを見る限り金利上昇局面で鉄鋼株は上がりやすいことを知ることができた。
鉄鋼株は市況が大切であるが、金利上昇局面ではグロース株よりバリュー株の資金の流れの恩恵も受けている可能性がある
 
それではCPIを使い過去のインフレ局面を見てみよう。

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今回、抜き取り調査をした金利上昇局面で、インフレの動向を示すCPIが上昇していることが分かるだろうか。
とはいえ、今回は前例と同じようにはいかない。FRBのバランスシートは類を見ないほど非常に拡大しているし、今回のインフレはコロナ騒動でサプライチェーン側が原因で起こっているので、金融サイドの過熱によって引き起こされているものではないと考えられるからだ。ただ、金利上昇局面では鉄鋼株は以外と強い傾向が多いという事実は変わりないと思う。
 
金利上昇局面が短い期間の場合、最後のあたりが株価のピークであり、長い局面では上昇の終わる数か月前に株価がピーク、つまりは織り込みなどもありそうなっていると考えられる。
今回はどうなるのか、金利動向に注視しながら乗り切っていきたいものだ。
 
かつてのFRBの読み通り、インフレが短期間で終わるのであれば利上げやQTは限られることになる。既にCPIは非常に高いのでインフレ動向にも注視してどこまで戦えるか戦略を練り続ける必要がありそうだ。
 

銀行株の利鞘の本質を探ってみた

FRB等の利上げ(政策金利の引き上げ)はむしろ銀行株に逆風だった事実
銀行株の利鞘は短期金利長期金利の差。
つまり長短金利差こそが一番大切である。
 
長短金利差はFRB等による政策金利(FFレート)の利上げではむしろ、縮小する。
政策金利が上がると始めに短期金利が上昇する。それに応じて長期金利は少し遅れ気味で上昇する。
この際、短期金利の方が上がりやすく、長期金利は上昇が遅れる、あるいは連れて上がらないという場合もある
よってFRB等による利上げはむしろ長短金利差を縮小させる材料となり、銀行株には逆風なのである。
 
イールド・カーブという債権市場でよく使われている曲線を使って説明する。
普通の特に何もない状態では順イールドという曲線のようになっている。つまり、短期金利金利が小さく、長期金利金利が大きい状態である。
反対に利上げ局面では逆イールドという曲線のようになる可能性もあると言われている。これは短期金利金利が大きく、長期金利金利は小さい状態だ。
順イールドの状態では長期金利差は長期金利短期金利=プラスの利鞘が出る。
反対に逆イールドの状態での長期金利差は短期金利長期金利=マイナスの利鞘、つまりは業務をすればするほど赤字が拡大する状況だ。

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利上げだけを行うと短期金利が上がり、もし長期金利もそれに連れない場合、逆イールドという地獄が発生する可能性が高い。
リーマンショック時にはこの逆イールド状態(地獄)となり、政策金利が極めて高かった。かつ、この上がりすぎた政策金利を下げることにも時間がかかった。
この赤字が業務をすればするほど出る地獄がすぐには改善されなかった。これもリーマンショックを引き起こす原因の一つだったのかもしれない…。
 
よってこの過ちを繰り返えさないため短期金利長期金利も小さめになった。逆イールドとなった時の損害が大きいからだ。
しかし、これにより順イールド状態でも長期金利短期金利の利鞘マージンが小さくなり銀行は長らく経営が難しい局面が続いた。
だから現在では通常の銀行業務だけでなく富裕層向けビジネスや、ファイナンシャルプランナー的な仕事も増やし経営の多角化がすすんでいる。
 
現在はまだ政策金利の引き上げはされていないが、織り込みがはじまりつつあり、短期金利の上昇が大きく、長期金利も上昇しているものの、短期金利の上昇幅には劣る。
つまり順イールドがフラット化しつつあるのだ。
フラット化は短期金利が上昇し長期金利が下落することを示す。厳密にいうと現在はフラット化ではないが、長短金利差が縮小を始めている。縮小すればするほど銀行株にとっては利鞘が減るので、逆風であることが言える。
 
〇ではなぜ利上げが始まると銀行株は上がりやすいと言われてきたのか?
結論、利上げの後にはすぐにQT(量的縮小)があるからだ。
QTが本格的に始まると長期金利が上がる。
これは歴史が物語っており、FRBスタッフがQTについての前提を設け、その際にFRBのバランスシート政策が10年債利回りのタームプレミアムにどのような影響を及ぼすかについて推計していることがわかった。その推計によると(図表3)、その会合から半年後にQTを始めて、5年以上をかけて2兆ドルの資産を圧縮する場合、10年債利回りを72ベーシスポイント(=0.72%)押し上げることがわかった。圧縮額を当時のGDPに換算して計算をすると、FRBがその証券保有額をGDP比で1%圧縮することに伴う10年債利回り押し上げ効果は6.5ベーシスポイントとなった
(図表3)量的引き締め(QT)の10年金利押し上げ効果についてのFRBスタッフの推計(2015年12月時点)
つまり、長期金利はQT(量的縮小)によって上昇する。
QTは長期金利を上昇させるので、順イールド状態へと回帰させるチカラがある。この際、順イールドに戻ったらどうなるのか?
 
長期金利短期金利の分が大きくなり、銀行の利鞘は拡大する。
だから、利上げが起こるとそれはQTを投資家へ示唆させ、実際に行われると長期金利は上昇、そして銀行の利鞘が拡大、業績UPするこの流れが生じる。
この一連の流れを利上げが始まると決まってから超スピードで連想され、機関から買っていく。
結果的に株価は上がるのである。
 
よって利上げが始まると銀行株は上がりやすいと言われるのである。超スピードで連想ゲームが展開されているわけだ。
非常に面白い。
 
〇最近のFRBの動向
FRBは利上げ後すぐにQTをしたいとFOMC議事録で発見された。
これにより最近は長期金利が超スピードで上げを記録し銀行株もそれにつれ立ち上昇した。
FRBの意図として機関筋ではQTの前倒し実施を推進する背景には、インフレの上振れや景気・労働市場の改善だけではなく、FFレートをFOMC(米連邦公開市場委員会)参加者の直近の見通し通りに引き上げると、逆イールドが比較的長い期間にわたって続く可能性が出てきたことがあると予想している。
また、銀行業績にも配慮したり、膨張しすぎたバランスシートをそのままにしていると金融の専門家などから指摘されてしまう。こういったものもQTを前倒しでやろうとする理由に挙げられるだろう。
 
しかし、早すぎるQTは市場を驚かせ冷え込みかねない。ここら辺との対話が問われるわけで、最近パウエルは安心させるため、QTを行うには何回か話合った後実質するつもりだ。と市場と対話しているFRBはインフレ改善、バランスシートの改善、さらに株式市場にも配慮するなど多方面で大きな責任が問われている。
 
とはいえ、QTをしないとフラット化が進み、逆イールド状態が発生、銀行の業績に影響を与えかねない。よって近いうちに私はQTが行われ長短金利が上昇することを予想する。


CPIの上昇は利上げ圧力を加速させる

〇12月CPI結果と今後の予測
1/12日、CPIが発表され、結果は7%と市場予測と同じで、インフレがしっかりと進んできていることが見て取れる。

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歴史的に見てもかなりのインフレを示している。
バイデンやFRBは発言でなんとか現状の市場を維持していますが、3月まで待ってて良いのでしょうか?
今回のインフレは供給サイドによるものであるためと一貫していますが、何かしらの政策や行動を国が起こさない限り、インフレ(CPIの上昇)はどんどん加速し続ける
今回のCPI上昇の主力の原因は住居費や中古車の価格上昇が大きく関わっていると言われている。住居費や価格は一度上がるとどんどん上がる傾向を持っている。
また、中古車の価格は自動車需要が大きいことから引き起こされ、半導体不足やサプライチェーンの混乱で自動車がなかなか作れず、新車の需要に供給が追いつかず、自動車メーカーは価格を上げていることも考えられる。テスラに至っては物凄い勢いで価格を上げている。需要に対する自信の現れであるだろう。
最近では原油価格も再度上がるなど、次のCPIもかなりの確率で高い結果が出ると個人的に予測している。
 
〇CPIの上昇は利上げ圧力を加速させる
CPIの上昇は米国民の不満を買うことになる。
CPI、つまりは消費者の物価を表した指数であるため、CPIの上昇はとにかく買うべきものの価格が上がることを示す。
日本人がうまい棒を買う時に10円だったものが11円に、吉野家の牛丼380円が420円になったらキレ散らかすのと同じように、米国民は物価の上昇にキレ散らかしている
その結果を示すものとしてバイデンへの支持率は落ち込んでいる
バイデンは今年中間選挙を控えている。どうにかしてこのCPI(インフレ)の上昇を食い止めるために策を打たなければならない。
なのでFRBにすがりつき、どうにかしろと圧力をかける。もちろん、FRBは独立機関であるためバイデンの言うことは聞かなくても良い。
ただ、何かしらの縁や恩があるはずだし、プレゼンの上手い大統領が熱心に伝えたら、どうにかしなければならないという感情が出てくるはずだ。
また、FRBは物価の安定という役割を担うべき機関である。さすがに歴史的に増加したCPIを無視することは許されない
よってFRBが策を打つとするならテーパリング加速、利上げやQTであるので、CPIの上昇は利上げ圧力を加速すると言えるだろう。
どんなに口で利上げ回数増加やQTは先だと言おうが結果が全てであり、やばい状況は改善しなければならない。
間違いなく、最近あった発言より早く利上げ回数増加やQTは実施してくるだろう。
 
〇利上げ&QT実施局面では銀行株の株価が良く伸びる
今後、利上げやQTが行われる局面ではどのような株やセクターが上がるのか?
結論、銀行株の株価が上昇する。
利上げやQTは銀行の利鞘を大きくする。具体的には長短金利差の拡大が起こり、利益のマージンが大きくなる。
利上げの恩恵を得られる銀行株についてはこちら↓
まだ現時点では予測の段階であり、実際に利上げやQTは行われていない。
銀行株は既に上がりきって高値で買うのは恐ろしいと考える投資家も多いだろうが、思惑での上昇であるため、実際に行われ始めるとより強い金利の上昇を記録することになる。
利上げと銀行株の相関についてはこちら↓
さらに始まれば、資金はよりグロースからバリュー銘柄へと移る。まだ実際に利上げやQTは行われていない今がチャンスであるとみた。

 

短期的には決算での下落や長期金利の調整はあるかもしれないが、CPI上昇という事実が底から圧力をかけ続ける限り、更なる飛躍を期待できると思う。
 

利上げの恩恵を多く得られる米銀行株は何か?

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長期金利の上昇圧力が強まっている理由
米国のインフレが加速してきている。特に米国の低所得者は物凄いキツイ状況に追い込まれている。賃金の上昇分を消費者物価指数が上回っており、スタグフレーションに陥りやすい環境であり、現政権への不安は大きくなるばかりだ。
バイデンへの支持はどんどん低下しつつあり、中間選挙を今年は控えている。よってバイデンは相当焦っており、FRBにすがりつく。FRBとバイデンは密接に関わっており、バイデンの意向はFRBも組み取らざるを得ない。
具体的にはこのインフレを抑制するためにFRBができるのはテーパリングの加速、そして利上げ、さらにQTと呼ばれる量的引き締めだ。市場参加者の多くは最近のFRB議事録があってからQTが早くも夏にも起こりうると予想している。このQTが起こると長期金利は上がりやすい傾向がある

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こちらのグラフは2017~2019時のFRBバランスシートの推移と長期金利を重ねたものだ。QT(量的引き締め)が始まると、FRBバランスシートは文字通り縮小する。特にQTの始めの方は長期金利が上昇しやすいことが分かる。よって、それを市場は織り込み始めているため、直近長期金利が上昇しているのだ。
しかし、これは始まりに過ぎない。微調整はあるものの、間違いなく今後、長期金利はさらに上昇する。
 
〇利上げの事を最近言っていたのに、なぜQT(量的引き締め)の話が出たの?
利上げをするということを具体的に言うと、FFレートと呼ばれる政策金利FRBが段階的に上げていくということだ。
政策金利が上がると長期金利が上がると考える人が多いが少し間違いである。政策金利が上がることで上がる金利は、まず短期金利が上がるのである。そして長期金利は少し遅れて上がる。この際、すぐに長期金利は上がらない場合もある。こうなると問題が生じる。
 
では、これによって何の問題が生じるのか。それは長短金利差の縮小で、銀行が金を貸し渋ることが発生する。預金者の貰える金利短期金利、企業がお金を借りる時に使われるのが長期金利である。この長短金利差が縮小すると銀行の利鞘は減る。だから銀行は金を貸し渋る問題が生じ、民間経済に金が流れなくなり、経済がリセッション入りするなどが起こってしまうのである。
だからこそ、QTを行い、長短金利差を改善し、民間経済に金が流れるようにしないといけない。よってQTという話が出ており、投資家界隈を賑やかにさせている。
 
長期金利上昇の恩恵を一番受ける米銀行株は何か?
まず、米国の銀行セクターは大きく2つに分けられる。色々幅広くやる従来型銀行と投資系に特化した投資銀行だ。
それぞれ、S&P500ヒートマップを使って時価総額順に見ていこう。
・色々幅広くやる従来型銀行

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時価総額順ではJPM、BAC、WFC、Cとなる。

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時価総額順ではMS、SCHW、GS、RJF、MKTXとなる。
 
では、どちらがより金利上昇の恩恵を受けられるのか。
恩恵をより受けられるのは、色々幅広くやる従来型銀行の方だ
理由は単純明快。稼ぎ頭が長短金利差を利用した従来型銀行の業務であり、それを多くやっているからだ。
もちろん、投資銀行でも同じような業務を展開しているが、やはり規模では従来型銀行には劣る。
 
よって、色々幅広くやる従来型銀行の銘柄から長期金利恩恵銀行株を選ぶ方が良い
では、これら四つの銘柄で何が一番良いか…
結論BACが一番良い。

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理由としては時価総額TOPのJPMは海外比率2割、米国内で8割で業務を展開しており、米国の長期金利上昇の恩恵を受けられるのは8割であるから。
対し、BACは海外比率1割、米国内で9割で業務を展開している。よって米国比率の多いBACの方がより恩恵を受けるということだ。
海外比率が多いと、まだ長期金利が上がっていない国も多い。よって米国比率の多い方が良いだろう。
では、WFCはどうだろうか?WFCは最近何かやらかしたらしく信頼を一時的に失い、業績が大きく落ち込んだ。総量規制?か何かもあるらしい。ずっと自社株買いも展開していたがその年は出来ず、配当も少なくなり、多くの株が売られた。もちろん再発防止に取り組んでいると思うが、銀行はやはり信頼が一番大切であるため、それなら安全な方を選ぶのが金を借りる側の心理だろう。
よって安全策をとるのであれば、BACを選ぶことになる。
ではCはどうだろうか。これは単純に規模がBACより劣るのと、海外投資家がわざわざCを買うか?それよりBACの方が知名度もあるし、大きいからこっち買おうという投資家が多いと予想する。また、CのPBRは0.69と日本の銀行株のようだ。米国でここまで割安に見捨てられているのは正直珍しい。多分何か理由があると見るのが妥当であるため、あえて避けるのが得策だと個人的に思う。
 
よってBACが米国の主要銀行株の中でも一番長短金利の恩恵を受けられる銘柄であると結論づけたい。
 
〇買い時はいつか?
景気敏感たるもの、安く買って利益を取りにいきたいものである。
少なくとも私は日本の銀行株で数多の損切りを繰り返してきた男だ。景気敏感の怖さを歴が浅いなりに知っているつもりだ。
 
結論、CPIと米銀行株の決算以降に買い向かうのが良いと考える。
 
CPIはインフレ度合いを知るための重要な指標であり、これがしっかりと予想通り高ければかなりの確率でバイデンとFRBは焦ることになるだろう。
焦るということは利上げ回数を増やしたり、早期にQTを実施してくる可能性が高まる。つまりは長期金利の上昇に繋がり、銀行株が連想され買われるという見立てだ。
しかし、このCPIが以外と小さく予想を大きく下回るとバイデンやFRBは安心し、利上げ回数を上げず、QTも少し遅れる可能性がある。そうなると長期金利の上昇は遅くなり、銀行株は売られる(調整に入る)可能性も考えられよう
よってCPI前に買って高値掴みで焼かれるよりかはしっかりと確認した上で順張りで戦っていくほうが、株の値上がり恩恵を低リスクで取りにいけるということだ。
インフレ事実があれば必ずバイデンやFRBは焦り、策を講じてくるはずだ。よって底堅い展開も予想できる。
 
続いて、米銀行株の決算CPIの発表は2021/1/12(水)、そこから数日で米株は決算シーズンへと移行する。
1/14からWFC、JPMとガンガン発表される。決算は言わずもがな重要であるため、決算を踏まえた上で戦いに挑むのが良いだろう。
しっかりとコンセンサスを超えているか、今後の見立ては大丈夫か、色々確認することがある。
CPIが想像より高く、高確率で恩恵を受けられそうなら、決算が多少悪くてもすぐ再度上がってくる可能性も考えられる。
 
よって安全に勝ちにいくならCPI&決算後、勝負しにいけるならCPI後が購入タイミングとして適切かと思う。
 
 
 


現状把握:日本製鉄②

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本記事では日本製鉄の現状把握を目的としてブログにします。
本記事を書いた日程としては2022/1/9となります。
私は現在もまだ日本製鉄ホルダーです。それでは早速見ていきましょう。
 
〇チャート分析(テクニカル)
こちらが日本製鉄のチャート。

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年初から6連騰し、非常に強い買いが入っている
12月10日から12月大晦日までのヨコヨコ期間が上にも下にも動かす燃料のような役割を担っていたと予想する。
相変わらず、高値&信用で買い向かった人も多く売り圧力が一定あって、反対に割安すぎる、これからバリュー株が優位に立つ、日本製鉄の本質的な強さを知ってしまった、などなど買い圧力も一定あって拮抗していた状況にあった。
その両者の睨み合いが続いて、年初からは米国の大型グロース株がボコボコ手じまい売りが出始めてから機関筋の多くがバリュー株へのシフトを始めたと予想する。
 
続いて、出来高ボリンジャーバンドを示した日本製鉄のチャートを見ていこう

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年初からの出来高の増加を感じ取れると思う。
東証出来高ランキング30位以内に連日入り、15位くらいまで上り詰めた日もあるなど、強い買いが入っている。これが6連騰の正体だ。とはいえ、仕立て株のような異常な出来高ではない為、非常に心強い買いであると推測できる。
画像にないがMACDもクロスし上げ線が上向くなど、非常に上がりやすい状況を物語っている。
一方、私が短期筋で参考にするボリンジャーバンドは+3σに触れるなど、高頻度で小さな調整が起こる可能性も考えられる。このまま3σに触れながら上昇し続けると調整も大きくなるので一旦下落してほしいのが私の希望だ。
また、9月中旬の出来高を見てほしい。これはCB発行時の日本製鉄独自の下落だ。
この価格帯(2180~2300)には多く買ってしまった人もいるため、ここの価格帯を抜くにはかなりの買い圧力が必要である。よって、ここらへんでも調整が起きても可笑しくない
これら調整のタイミングを意識した上で短期筋の投資家も長期保有の投資家もトレードをしていくのが得策だろう。
 
〇現在の鉄鋼市況状況について
市況を一括で確認出来るよう昨年9月に市況確認用ブログを書いているのでこちらでも確認できます。

timatimablog.hatenablog.com

・国内市況の現状(昨年12月市況)
 
鉄スクラップ(電炉確認必須)→直近調整局面にありつつも依然として高値圏
異形棒鋼→高値圏横ばい
H形鋼(大型建材向け)→高値圏横ばい
黒ガス管(高炉生産)→2008高値圏超え史上最高値更新中
等辺山形鋼→高値圏横ばい
コラム(大型角形鋼管、斜陽事業)→2008高値圏超え史上最高値更新中
熱延鋼板→2008高値圏超え史上最高値更新中
冷延鋼板→2008高値圏超え史上最高値更新中
厚板→2008高値圏超え史上最高値更新中
軽量C形鋼(小型建材向け)→2008高値圏超え史上最高値横ばい
 
依然として国内市況は強い内需により高値圏を維持し、中には史上最高値をたたき出し続けている鉄鋼製品も多い。堅調である。
主要な鉄鋼製品(高炉メーカーにとって業績に大きくインパクトを出す製品)を線で引いた。
これらをみると国内市況は非常に堅調であり、好業績を期待できると言える。
さらに直近では鉄鉱石価格、石炭(コークス)等、原燃料価格は調整局面にある。特に石炭価格は昨年6月圏まで下落しており、これは中国の鉄鋼メーカーが減産に入っている恩恵があるためだ。
つまり、原燃料価格と鉄鋼製品には大きなマージンが生まれ、国内においては前回の強い決算を超えた好業績を期待できるだろう
 
・海外市況の現状(昨年12月市況)
 
アジアホットコイル(熱延)市況→昨年7月をピークに下落。昨年4月圏まで落ち込む
中国→市況軟化でマージン悪化。大幅下落し、直近少し上向き。昨年4月圏。今年から値上げ予定。
韓国→内需堅調高値横ばい。
米国→直近最高高値からは下落継続、だが依然として高値圏。熱延市況昨年4月圏。
 
外市況は直近高値から調整局面にあり、特に中国の下げ影響が大きい。やはり中国不動産デフォルト懸念があって、中国の50%を占める建材需要が落ち込んだことが理由として挙げられるだろう。
アジア市況(インド等を多く占める)は中国の安い鋼材が流入し更に軟化。以前立てた懸念点をしっかりと踏まえた結果となった。
以前の懸念点を示したブログはこちら

timatimablog.hatenablog.com

韓国は日本と同じく内需堅調で高値継続。
米国は調整局面に入っている。輸入した中国鋼材の影響か?
次の決算では日本製鉄の予想通り、海外市況はマージン悪化となりそうだ。どこまで健闘してくれるか見ものですね。価格転嫁をうまい具合に進め、採算確保に期待したい。
 
〇直近の懸念点は何?
実はこれまでの懸念点は意外と改善されつつあり、あまり懸念点が無い。やったぜ☆
 
・これまでの懸念点
原燃料価格(鉄鉱石や石炭)高騰→直近は調整局面。安い。
中国不動産デフォルト懸念による鋼材市況の低下→直近は下落から反発中。中国最大手の鉄鋼メーカーも2022年から値上げ予定。中国国内の在庫も減ってきた。
サプライチェーン寸断による車減産→回復傾向にあり、トヨタ販売直近好調らしい。
日本製鉄の信用買いの増加による需給の悪化→だいぶ改善されてきた。直近はそれら懸念を上回る買い圧力にて株価上昇
 
・強いて挙げるなら…(新しい懸念)
外市況の更なる悪化→今のところ考えにくいが、米中関連で将来起こるかもしれない
更なる社債発行(発行するなら環境債あたりか?)
CB転換価格の低下(配当金上げれば上げるほど、低下してきそう)
 
〇巨額の資金が大型バリュー株へシフトしつつある?
現在、世界的にインフレが起こり、米国はテーパリングを加速させ利上げ局面にある。利上げ局面ではグロース株は将来の稼ぐ金の価値低下や借金のある企業は利上げで苦しい展開となり、株価が下落しやすい。
現在、小型大型問わずグロース株は調整局面にあり、最強の米国株もグロース株から資金が抜けて株価が低下している。そこで目をつけられるのがバリュー株であり、バリュー株シフトが起こりつつある。金利上昇局面にて、景気敏感株(銀行、海運、鉄鋼、化学、機械)は強い。
そこで、米国のバリュー株にも、もちろん資金が流れるのだが、バリュー株の真髄といえば日本市場である。PBR0.3倍とかいう頭のおかしな割安さは斜陽国日本の武器だ。しかもその割安株がそこら辺に死ぬほど転がっている。なんて国だ!
バリュー株を買う際には割安さの指標は良く見られる。よって米国を始めとした海外投資家は日本の脅威の割安バリュー株に資金を流しても可笑しくない。
これから壮大なバリューシフトがくるのであれば、それ相応の対応をして爆益をつかみたいところである。
日本のカントリーリスクを踏まえた上で、実力あるバリューの真髄、日本製鉄を買っても良いタイミングではないだろうか。
 
〇今、日本製鉄は買うべき?売るべき?
→結論、短い調整局面に買いを入れても良い!と私は考える。
金利上昇局面は今後数年にわたり続く。これは歴史が証明している。私の予想する金利上昇局面は2022年3月から二年間だ。
GAFAMを中心とした最強グロース株の時代からバリューシフトの環境が整いつつある。この時代の流れを素早く掴み、バブル期に颯爽と利確する。これこそ景気敏感を生業とした投資家の務めではないだろうか?まだ金利上昇は始まったばかりである。つまり、バリューシフトは始まったばかりで海外投資家の日本の超バリュー投資も始まったばかりだ。日本製鉄は日本の鉄鋼メーカーで圧倒的ナンバー1、利益幅も価格転嫁力も海外に引けを取らない。分かりにくい日本語を理解できなくても、日本製鉄が鉄鋼メーカーでナンバー1であることは海外投資家でも余裕で分析できるだろう。懸念点は少しあるものの、実力ある日本製鉄に光がさすのは時間の問題だ。さあ!読者のキミも日本製鉄と共に爆益をつかみ取ろう!!
 
調整局面とはいつのことや?
具体的な起こりうる調整局面として挙げられるのは2180から2300だ。
『9月中旬の出来高を見てほしい。これはCB発行時の日本製鉄独自の下落だ。この価格帯(2180~2300)には多く買ってしまった人もいるため、ここの価格帯を抜くにはかなりの買い圧力が必要』であることが理由。ブログよく読んでいただければ確認できるかと思います。
 
※非常に煽りが強いため、親族が私のプレゼン力に関心し景気敏感を高値で掴みまくる事象が発生しまくっていますが、この情報によって購入し損しても私は責任を負いません。投資は自己責任でよろしくお願いいたします。
 
それでは…
日本製鉄に幸あれ!!

金利上昇局面におけるGAFAMのパフォーマンス

金利上昇局面においては、グロース株は弱いと言われる
では、グロース株の中でもかなりの成長を成し遂げてきたGAFAMに焦点を当て、これらでも金利上昇局面においては株価がどう動いてきたのか、調査していこうと思う。
 
〇そもそも金利上昇は逆金融相場?
よく市場では金融相場、業績相場、逆金融相場、逆業績相場という流れで基本的にはグルグルまわっているものと言われる。

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※今と☆マークで載ってますが、これは違うので気にしないでくださいw
 
では、金利上昇局面はどれにあたるのか。
結論、金利上昇局面では逆金融相場と言えるだろう。
 
逆金融相場とは?

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金融引き締めによって金利が高めに設定されるのが、逆金融相場であるならば、金利上昇局面においては逆金融相場と言える
 
ではこの逆金融相場においてS&P500は過去、どのようなパフォーマンスを出していたか、見ていこう。↓
 
〇過去の金利上昇局面でのS&P500の推移
過去の金利上昇局面でのS&P500のパフォーマンスを示した良い画像がある。

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1980年から1994年の間は数年単位で変化を見ると、とにかく金利短期で急激な上昇かつ、変化幅が大きいことが見て分かる。
この10年債の急激な上昇×変化幅が大きいという二つの特徴が重なるとS&P500は下落することがある(株価動向を参照)
 
ただ、1996年から2021年を見てほしい。数年単位での10年債利回りの変化は非常にゆっくりとした上昇である。変化幅も小さいことが多い
さらに、この期間のS&P500は横ばいor上昇したのだ。
つまり、1996年から2021年のような緩やかな10年債利回りの上昇であれば、2022年から始まる利上げ局面においてもS&P500は横ばいor上昇局面であると言える。
 
市場にしっかりと配慮された金利上昇(緩やかな上昇)であれば、S&P500は横ばいor上昇局面であることがあることが結論づけられた。
 
それでは、本題のGAFAMのパフォーマンスはどうだったのか?分析をしていく。
 
〇過去の金利上昇局面でのGAFAMのパフォーマンス
これが、過去の利上げ局面におけるGAFAMのパフォーマンスだ!

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非常に明暗の別れた結果となった。
GAFAMの最初のほうは高PER、高い成長性があった。
94~95及び、99~00の急ピッチ利上げ局面でマイナスのパフォーマンスを出していたのである。
しかし、04~06及び、16~18の緩やかな利上げ局面においては、ある程度安定した黒字かつ、底堅く力強いグロース株の象徴であったのGAFAMは04~06のamazonを除きプラスで推移した
つまり、急ピッチでの利上げ&財務がまだ赤字決算を出すなどの小型グロース株、この二つは非常に相性が悪い。
今回の22年からの利上げが急ピッチで行われると、小型グロース株は散々な結果となることが予想されよう。
FRBには緩やかな利上げを期待したい。
 
今年のマザーズ、米国の小型グロース株が現在こっぴどく売られているのは今後に渡って大きな下落があることを颯爽と織り込み、売られていると結論づけられる
私のRivian株もボッコボコですw
一方、高成長大型グロース株(当時のGAFAM)は利上げ局面では以外と強く推移した。キャッシュの潤沢な赤字を出していないグロース株はしっかりと持てば何とか生き残れそうだ。
 
私の持ち株で例えるならRivianが22年からの利上げ局面にて半値、テスラが22年からの利上げ局面の終わる頃には地味にプラス推移、こんな感じだろうか。
どちらにせよ利上げ局面は始まったばかりであり、グロース株を買い向かうのは得策ではない
買うならこの二つの銘柄ならテスラで利上げ局面が終わりそうな局面、早くて23年以降にて買うのが良さそうだ。
 
 
これからは売られに売られてきた超新星バリュー時代の台頭であると個人的に予想している。(日本製鉄!日本製鉄!)
グロース株が優位だった時代は流れ、バリュー株(景気敏感、金利恩恵銘柄等々)が優位な時代に変革を迎えている。
これらについても順次調査しブログにUPしていきたい。
 
銀行株についてはこちらをご覧ください。






テスラ株の魅力と懸念点

本日(2022/1/4)、テスラ株は13.58%上昇しました。
私のテスラ株含み益も111$(12817円)を突破し、始めて現実の株で10000円以上の含み益を経験出来ました。(バーチャル株では260万円ほどの利益確定をしたことはありましたが、現実の株では10000円超えの含み益は始めてですw)
 
うっ…嬉しいです!!(大歓喜)(全ちまおが泣いた)(今日はワイン片手にサーロインステーキパーティー開催)
 
今回の上昇の材料としては、やはり4Qの生産販売台数がアナリスト予想とテスラ強気派の予想を軽く超えたことが挙げられると考えられます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
 
ただ、今回の超上昇には4Q生産販売台数という材料の他に、テスラの潜在的な魅力に気づいた人達が買い向かっている可能性が高いです。
それでは潜在的な魅力について説明していきます。
 
〇テスラ株の魅力
・圧倒的成長力

テスラ社は年成長率50%を目標に進んできました。実際のところ、この目標を上回り成長してきたのがテスラです。f:id:timatimablog:20220104074044p:plain

※2021の4Qの株価は今日の数字を入れています
特にモデル3とYの販売台数は昨年度の1~4Qの販売台数の合計が442000、今年度1~4Qの合計が911015となっており、YOY(前年比成長率)が206%と異次元の数字を叩き出しています。
約2倍の成長です。これが1兆$超えの企業で起こっているのですから本当に凄いことです。

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これはテスラの決算から売上高と利益率の推移をグラフ化したものになります。
まだ、4Qの決算は出ていませんが、2021年3Qの生産販売台数を今回の4Qは非常に大きく超えていますから、今回の4Q決算(一月末)の自動車関連売上高は前回の3Qを大きく上回るものになりそうです。利益率も上下しながら向上しており、4Q決算も期待できるのではないでしょうか。
 
・電気自動車以外のビジネスも期待できる点
テスラは電気自動車以外にも魅力的なビジネスが展開されています。
→テスラボット

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人間の重労働をかわりにやってくれるロボットを開発中です。ワクワクしますねw
 
→テスラパワーウォール

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家庭用蓄電池で、テスラのソーラーパネルから取り入れたエネルギーの保管&使用に使われます。スマホアプリで色々簡単に操作できるらしいです。
 
どちらも脱炭素社会で日常的に使われそうでSFにも出てきそうな魅力的なビジネスですよね。
 
〇テスラ株の懸念点
・イーロンマスクに左右される
テスラの懸念点としては、イーロンマスクに左右されてしまう点です。
イーロンマスクのツイート一つで大きく売られも買われもします。
つい最近では持株の10%が売られ需給が悪くなり数か月間低迷しました。
 
・各国の法規制等の影響を受ける
この懸念点は各国にギガファクトリーを展開しているが故に起こりうる懸念です。
つい最近ではギガベルリン工場の稼働がドイツの環境団体といざこざがあり、遅れています
ドイツに限らず、中国や米国が規制に乗り出せば少なからず影響を受けそうです。
 
・他の自動車企業より少し安全性とかが諸々劣る点
これは出荷された際に車内のUSBタイプCの充電する穴が足りないからつけられていないなど、普通の自動車企業があまり起こさない些細なことをしてしまうところがある点です。
もちろん後日やれば良いという主張も分かりますが、そういうところはちょっと懸念点かなと考えられます。
素晴らしい車ですが、些細な点にも配慮が行き届くともっと良くなるのかなとか思いましたw
 
今後も株主として圧倒的成長を享受するため、楽しみながらホルダーとして良さを発信出来たらなと思います。