ちまおblog

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CPIの上昇は利上げ圧力を加速させる

〇12月CPI結果と今後の予測
1/12日、CPIが発表され、結果は7%と市場予測と同じで、インフレがしっかりと進んできていることが見て取れる。

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歴史的に見てもかなりのインフレを示している。
バイデンやFRBは発言でなんとか現状の市場を維持していますが、3月まで待ってて良いのでしょうか?
今回のインフレは供給サイドによるものであるためと一貫していますが、何かしらの政策や行動を国が起こさない限り、インフレ(CPIの上昇)はどんどん加速し続ける
今回のCPI上昇の主力の原因は住居費や中古車の価格上昇が大きく関わっていると言われている。住居費や価格は一度上がるとどんどん上がる傾向を持っている。
また、中古車の価格は自動車需要が大きいことから引き起こされ、半導体不足やサプライチェーンの混乱で自動車がなかなか作れず、新車の需要に供給が追いつかず、自動車メーカーは価格を上げていることも考えられる。テスラに至っては物凄い勢いで価格を上げている。需要に対する自信の現れであるだろう。
最近では原油価格も再度上がるなど、次のCPIもかなりの確率で高い結果が出ると個人的に予測している。
 
〇CPIの上昇は利上げ圧力を加速させる
CPIの上昇は米国民の不満を買うことになる。
CPI、つまりは消費者の物価を表した指数であるため、CPIの上昇はとにかく買うべきものの価格が上がることを示す。
日本人がうまい棒を買う時に10円だったものが11円に、吉野家の牛丼380円が420円になったらキレ散らかすのと同じように、米国民は物価の上昇にキレ散らかしている
その結果を示すものとしてバイデンへの支持率は落ち込んでいる
バイデンは今年中間選挙を控えている。どうにかしてこのCPI(インフレ)の上昇を食い止めるために策を打たなければならない。
なのでFRBにすがりつき、どうにかしろと圧力をかける。もちろん、FRBは独立機関であるためバイデンの言うことは聞かなくても良い。
ただ、何かしらの縁や恩があるはずだし、プレゼンの上手い大統領が熱心に伝えたら、どうにかしなければならないという感情が出てくるはずだ。
また、FRBは物価の安定という役割を担うべき機関である。さすがに歴史的に増加したCPIを無視することは許されない
よってFRBが策を打つとするならテーパリング加速、利上げやQTであるので、CPIの上昇は利上げ圧力を加速すると言えるだろう。
どんなに口で利上げ回数増加やQTは先だと言おうが結果が全てであり、やばい状況は改善しなければならない。
間違いなく、最近あった発言より早く利上げ回数増加やQTは実施してくるだろう。
 
〇利上げ&QT実施局面では銀行株の株価が良く伸びる
今後、利上げやQTが行われる局面ではどのような株やセクターが上がるのか?
結論、銀行株の株価が上昇する。
利上げやQTは銀行の利鞘を大きくする。具体的には長短金利差の拡大が起こり、利益のマージンが大きくなる。
利上げの恩恵を得られる銀行株についてはこちら↓
まだ現時点では予測の段階であり、実際に利上げやQTは行われていない。
銀行株は既に上がりきって高値で買うのは恐ろしいと考える投資家も多いだろうが、思惑での上昇であるため、実際に行われ始めるとより強い金利の上昇を記録することになる。
利上げと銀行株の相関についてはこちら↓
さらに始まれば、資金はよりグロースからバリュー銘柄へと移る。まだ実際に利上げやQTは行われていない今がチャンスであるとみた。

 

短期的には決算での下落や長期金利の調整はあるかもしれないが、CPI上昇という事実が底から圧力をかけ続ける限り、更なる飛躍を期待できると思う。