ちまおblog

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金利上昇局面におけるGAFAMのパフォーマンス

金利上昇局面においては、グロース株は弱いと言われる
では、グロース株の中でもかなりの成長を成し遂げてきたGAFAMに焦点を当て、これらでも金利上昇局面においては株価がどう動いてきたのか、調査していこうと思う。
 
〇そもそも金利上昇は逆金融相場?
よく市場では金融相場、業績相場、逆金融相場、逆業績相場という流れで基本的にはグルグルまわっているものと言われる。

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※今と☆マークで載ってますが、これは違うので気にしないでくださいw
 
では、金利上昇局面はどれにあたるのか。
結論、金利上昇局面では逆金融相場と言えるだろう。
 
逆金融相場とは?

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金融引き締めによって金利が高めに設定されるのが、逆金融相場であるならば、金利上昇局面においては逆金融相場と言える
 
ではこの逆金融相場においてS&P500は過去、どのようなパフォーマンスを出していたか、見ていこう。↓
 
〇過去の金利上昇局面でのS&P500の推移
過去の金利上昇局面でのS&P500のパフォーマンスを示した良い画像がある。

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1980年から1994年の間は数年単位で変化を見ると、とにかく金利短期で急激な上昇かつ、変化幅が大きいことが見て分かる。
この10年債の急激な上昇×変化幅が大きいという二つの特徴が重なるとS&P500は下落することがある(株価動向を参照)
 
ただ、1996年から2021年を見てほしい。数年単位での10年債利回りの変化は非常にゆっくりとした上昇である。変化幅も小さいことが多い
さらに、この期間のS&P500は横ばいor上昇したのだ。
つまり、1996年から2021年のような緩やかな10年債利回りの上昇であれば、2022年から始まる利上げ局面においてもS&P500は横ばいor上昇局面であると言える。
 
市場にしっかりと配慮された金利上昇(緩やかな上昇)であれば、S&P500は横ばいor上昇局面であることがあることが結論づけられた。
 
それでは、本題のGAFAMのパフォーマンスはどうだったのか?分析をしていく。
 
〇過去の金利上昇局面でのGAFAMのパフォーマンス
これが、過去の利上げ局面におけるGAFAMのパフォーマンスだ!

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非常に明暗の別れた結果となった。
GAFAMの最初のほうは高PER、高い成長性があった。
94~95及び、99~00の急ピッチ利上げ局面でマイナスのパフォーマンスを出していたのである。
しかし、04~06及び、16~18の緩やかな利上げ局面においては、ある程度安定した黒字かつ、底堅く力強いグロース株の象徴であったのGAFAMは04~06のamazonを除きプラスで推移した
つまり、急ピッチでの利上げ&財務がまだ赤字決算を出すなどの小型グロース株、この二つは非常に相性が悪い。
今回の22年からの利上げが急ピッチで行われると、小型グロース株は散々な結果となることが予想されよう。
FRBには緩やかな利上げを期待したい。
 
今年のマザーズ、米国の小型グロース株が現在こっぴどく売られているのは今後に渡って大きな下落があることを颯爽と織り込み、売られていると結論づけられる
私のRivian株もボッコボコですw
一方、高成長大型グロース株(当時のGAFAM)は利上げ局面では以外と強く推移した。キャッシュの潤沢な赤字を出していないグロース株はしっかりと持てば何とか生き残れそうだ。
 
私の持ち株で例えるならRivianが22年からの利上げ局面にて半値、テスラが22年からの利上げ局面の終わる頃には地味にプラス推移、こんな感じだろうか。
どちらにせよ利上げ局面は始まったばかりであり、グロース株を買い向かうのは得策ではない
買うならこの二つの銘柄ならテスラで利上げ局面が終わりそうな局面、早くて23年以降にて買うのが良さそうだ。
 
 
これからは売られに売られてきた超新星バリュー時代の台頭であると個人的に予想している。(日本製鉄!日本製鉄!)
グロース株が優位だった時代は流れ、バリュー株(景気敏感、金利恩恵銘柄等々)が優位な時代に変革を迎えている。
これらについても順次調査しブログにUPしていきたい。
 
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