ちまおblog

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FOMC前に日経ダブルインバース仕込んでみた

FOMC前に日経ダブルインバースを買ってみた。
その理由をマクロ的背景から説明していきたいと思う。
 
○現在の日経平均株価について

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上の画像は現在の日経平均株価を示している。
日経平均は長らく27000~31000のレンジ相場だったが、直近は27000を下回る展開が始まりつつある。
理由としては米国のマーケットの下落と合わせて安くなる連れ安や、ヘッジとして日本市場が海外投資家に使われていること、岸田政権への失望などいつくか挙げられる。
 
ハイパーグロース株が指数を上昇させてきた米国株は割高な銘柄が多い。よってナスダックを始めとしたグロース株には金利上昇を織り込み大きな売りがきている
一方、日本株は比較的バリュー銘柄が多い日経平均を構成する値嵩株にはバリュー銘柄も多く含まれている。こうみると米国マーケットから日本マーケットへ資金が流入しても良いと考えられるが、日本のバリュー銘柄の魅力より、岸田リスク等を始めとした懸念点の方が大きく投資家にうつっているように考えられる。
 
だからこそ、日本市場に資金が流れず指数が弱含みを見せている。マザーズに関しては資金が入らなさすぎる&売りの連鎖で追証連鎖も発生しており絶望的な状況だ。
とはいえ日経平均は27000あたりでは根強い買いがあるのも事実だ。このまま持ちこたえ反発するのか、あるいは下に抜けてしまうのか非常に注目されている。
 
○値嵩株の状況について
そもそも日経平均は一部の値嵩株によって構成されている。
ファナック2.88%
これら上位5銘柄で構成比率26%を超える。それではこれらのチャートを見てみよう。
 

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以上が日経平均を大きく占める値嵩株たちのチャート。
あなたが今買いたい銘柄はありましたか?
これら銘柄たちで日経平均の26%は構成されている。
もちろん、押し目と見ることも出来るし、なんだこれダウントレンドの銘柄ばかりではないかと見る人もいるでしょう。これら銘柄は海外投資家がガチャガチャ動かしていることでも有名だ。
果たして、ここから反発することができる理由があるのか?
マクロ的懸念点を吹き飛ばすほどの買いたい理由がこれら銘柄にあるのか?
これこそ、今後の日経平均株価を予想する上で大切だと考える。
単なる割安さとか、押し目買いとしか見れないのであればだんだんとダウントレンドは続いていき、下に下に進んでしまうことだろうと予想する。
 
FOMC前に日経ダブルインバースを買った理由
私はあえてFOMC前にダブルインバースを買った。
その理由について語る。
①岸田政権下で日本の株価全体が上がりにくいから
岸田政権はマジで失望です。すくなくとも大学生である私や若い投資家も、そして歴戦の投資家、海外投資家みんな失望している
株主へのアンチかと思われるほどたび重なる嫌がらせのような発言の数々、マジで日本に投資する投資家いなくなるよ?と心配している。
岸田政権になってから現在まで、動きはあれどずっと右肩下がり。相当な懸念材料であると実感している。
ただ、反対に岸田政権が終わればかなりの反発を期待できると思われる。よって、その時まで待つのが良さそうだ。
哀れな日本人は仕事をやっている風をどうしても良いと判断してしまう。だから今の岸田政権は支持率が高い。
いつ終わるのか分からないがアベノミクスのような相場は株主を大切に扱う首相でないと実現が難しい。
よって岸田政権下では、このカントリーリスクをしっかりと認識した上でそれを上回る買い材料がない限り個人的には日本株への投資は控えたい。
これは私だけでなくて、多くの海外投資家も同じ意見であるだろう。
 
②値嵩株の需給が悪いから
先ほどの文に上位5銘柄のチャートを載せたが、どれもチャートが良くない。この5銘柄以外にもかなり売り込まれた銘柄はたくさんある。
株の需給が悪いと上値が限られる&損が出てしまい早く売りたい投資家が多くなりがちである。そうなると上がりにくく、新規の買いも呼び込みしにくい。
よって買い側よりかは売り側にたつほうが優位に立ち回りをすることができる。値嵩株の需給が悪いことは実質日経平均の需給が悪いとも言えるのだ。
 
日経平均は米国指数にやっぱり左右されてしまうから
日本株を買っているのは日本人より外国人の方が多い。つまり、外国人の意向に合わせて事が進んでしまうのだ。
日本市場は米国がぽしゃると日本もぽしゃりやすい。なぜならヘッジとして売られるからだ。
また、少なからず日本企業も米国が良くなくなると影響を受けてしまう。割安さが武器である日本株は見直しされない限りは連れて売られてしまうと考えられよう。
 
FOMCはタカにならざるを得ないから
CPIが7%と高い水準を継続中でありインフレが止まらない。これを是正しないとFRBはいけない。だからこそ、タカにならざるを得ないのである。
反対に今回ハト的にいくとそれはそれで危険である。まわりまわって数か月後にツケがまわってきてしまうのだ。
何かしらの策を考えないとインフレは収まらないのである。過去に例を見ないほど膨れ上がったバランスシートも問題だ。よって利上げやQTを過去に例がないような形で行わなければならない。
実際に打てる手立てがそれしか実質ないようなものなので、それを遅かれ早かれやることになるだろう。
そう考えるとタカであり、米国株は更なる調整をして、それに応じて日本株も売られるそういったシナリオが想定されるだろう。
 
以上四点が大まかな日経ダブルインバースをFOMC前に買った理由である。これはヘッジ目的のため、予想が外れたら早めに損切りか利確をし、予想通りであればゆっくりと日経平均の値下がり恩恵を享受していきたいと考えている。どうなるかは分かりませんが、相場を生き抜き、次の上昇相場をものにするため最善を尽くしていきたい。