''平均的な''日本人はFIREが難しい件について
この頃、仕事から解放されて金銭的にも時間的にも自由になるFIREが魅力的に映り、若者を中心にFIREを目指そうとする人が沢山いる。
今回は''平均的な''日本人がFIREを目指すのは難しい件について現実的な視点で考えてみる。
まずは日本人の年齢別平均年収から見てみよう
↑日本人の年齢別平均年収 dodaより
皆様もご存知の通り、日本のだいたいの企業は年功序列であり、若いうちは安く労働者として買い叩かれ、年齢が上昇するにつれて年収が上がる。
続いて、日本人の年齢別生活費を見てみよう
↑日本人の年代別平均生活費
日本人は年齢が上がると結婚し子どもを作る世帯が増えてくるため、生活費が50歳まで年齢が上がるにつれ上昇し、それ以降は子どもも独立する場合が増えて生活費が減少する。
では、日本人の平均的な年収から平均的な生活費を引いて、手残りでどれだけ貯蓄できるのか見てみよう。
↑平均的な日本人の貯蓄予想
計算結果によると平均的な日本人は60歳時に2618万円貯蓄することが可能だ!
老後2000万円問題は大丈夫だね☆バンザイ🙌
でもまってくれ、60歳時に2618万円あってもFIREは不可能だ。
生活費が10万円の場合FIREの4%ルールでは3000万円かかる。
つまり、平均的な日本人は60歳になってもFIREは不可能であると考えられるのだ。
年金を考慮すればFIREできるかもしれないが、この計算だと全くもって早期リタイヤは非現実的である。
FIREを達成するなら、起業して一発当てるか、高年収エリートサラリーマンで年収を増やすか、独身かつ節約に励むか、夫婦共働きか、個別株投資で高いリターンを当てるか、宝くじで一発FIREするか、ほかにも様々な稼ぎ方があるが実践する必要がある。
結論、平均的な日本人は平均的な年収で平均的な生活費がかかっていた場合、FIREは非現実的であるため、どうにか行動をしなければならないのである。
やり方はいくらでもあるが、節約するなり副業するなり転職するなり起業するなり個別株で当てるなり、それぞれの価値観にあったやり方でFIRE達成を夢見て行動すれば良いと思う。
道は険しいが攻略しがいのあるゲームだ…
おしまい