ちまおblog

誰かの役に立てるブログを書いていきたいな

電気自動車業界の将来性

現在の市場シェア(2020年のデータ)
・欧州約10%
・中国約5%
・米国約2%
・日本約0.59%
 
EV推進の世界的な流れ
・イギリス 2030年にガソリン・ディーゼル車の販売停止
・ドイツ        2030年にガソリン・ディーゼル車の販売停止
・フランス    2040年にガソリン・ディーゼル車の販売停止
・中国          2035年にガソリン車はHVのみ許可
・米国          2035年にガソリン・ディーゼルプラグインハイブリッド車販売停止
・日本       2035年にガソリン車はHVやPHVを許可
 
将来の市場シェア

 

f:id:timatimablog:20211206154911j:plain

f:id:timatimablog:20211206154851j:plain

f:id:timatimablog:20211206155058j:plain

他にも様々な予測がされているが、EVが今後既存のガソリン車のシェアをハイスピードで奪っていくことは明確であろう。
 
ガソリン車と電気自動車の比較
〇CO2排出量
ガソリン車→CO2を出す
電気自動車→CO2を出さない
 
〇主な燃料
ガソリン車→ガソリン
電気自動車→電気
 
〇燃費
ガソリン車→100km/約800円以上かかる
電気自動車→100km/約310円で済む
燃費に関しては世界のコモディティ相場にもよるが一般的には電気の方がガソリンより安く済む傾向がある。
 
〇購入費用
ガソリン車→現時点では電気自動車より安い
電気自動車→現時点ではガソリン車より高い
購入費用に関しては段々と同じか、電気自動車の方が安く済むようになると考えられる。なぜなら電気自動車の方がガソリン車より部品が少ないため、作る際の費用を削減できるからである。しかし、現段階ではリチウムイオン電池が高いので電気自動車は高い。今後リチウムイオン電池の価格が下がればかなりお安くなるだろう。
 
〇音や振動
ガソリン車→ガソリンを燃やして走るので音や振動が少なくとも出る
電気自動車→電気でモーターを動かすだけなので、ガソリン車より音や振動は少ない
 
〇航続距離
ガソリン車→平均600km、長いものだと1500km
電気自動車→平均200km~600km、長いものだと最先端で1000km?
 
〇充電時間
ガソリン車→MAX5分
電気自動車→電気充電の方法による。長いと4~8h。短いと約30分。
充電時間は電気自動車は長いのでこれは課題であるが、現在、テスラでは既に充電されたパックを充電スタンドで交換するという方法も考えられている。ただ、自分の車の充電パックではないため、こういったシェアの文化の浸透には少し時間がかかる可能性がある。ただ、自動運転技術が確立され、シェアが当たり前の時代になればあまり問題にならないだろう。
 
〇自動運転技術
ガソリン車→自動運転技術の特許はトヨタが最多だが、あまり自動運転技術をもった車は売られていない
電気自動車→テスラが電気自動車の自動運転技術でリーディングカンパニーだ。FSDBetaが例に挙げられ、テスラ車の運転されたデータをビックデータとして集め、そのデータを基にどんどん自動運転技術が向上している。テスラは技術者が自動運転技術を作るだけでなく、ユーザーと共に作り上げているのだ。
自動運転技術に関しては間違いなくテスラ率いる電気自動車が超ビックデータを基に一番に確立するだろう。技術力×ビックデータが掛け合わされて始めて自動運転技術は成立する。シェアリングエコノミー×自動運転は技術力×ビックデータ×5Gで実現するため、あと数年は待つ必要がありそうだ。
 
〇税制度
ガソリン車→日本の場合は自動車税自動車重量税がかかる
電気自動車→既存の税制度に初回車検時は無料、翌年以降の車検時は75%カット。また購入時の補助金が条件次第で60万円ほど出る。
国としてもEV化は進める必要があるため、諸々の税制度はEVの方が良い。
 
〇維持費(保険、燃費諸々込めて)
ガソリン車→ガソリン代が高くつきがちで電気自動車より高い
電気自動車→ガソリン車より安い
下図、EVとガソリン車の年間維持費の比較

f:id:timatimablog:20211206155126j:plain

現時点での時価総額

f:id:timatimablog:20211206155148p:plain

テスラの時価総額には主要ガソリン車メーカー全てを足し合わせても敵わない
また、新参の電気自動車メーカーはどんどん時価総額を飛躍的に伸ばし始めている。ex).Rivian 、Lucid、Xpengなど
 
まとめ
どちらにせよ、ガソリン車からEVへの流れは止まらない。
ガラケーの技術ばかりを追い求めていた日本の企業がアップルのスマホに粉々にされたような大変革がすぐそこに迫ってきているのだ。
私達の国はガソリン車からEVへ変わるのは一番遅いだろう。なぜならガソリン車TOP企業が日本にあり、自国だけでも守ろうと策を講じているからである。
ガラケーからスマホになるのが遅かったように、日本は遅いのだ。既得権益や、しがらみ、雇用、電力の7割が石炭火力、問題はたくさんある。
投資家として斜陽のガソリン車メーカーの株を買うのか、それとも新しいイノベーション企業に投資するのか、答えは明白だろう。
直近はマーケットの過熱感、テーパリング、利上げ懸念、オミクロンコロナで電気自動車メーカーの株は売られている。
絶好の買い場ではないだろうか?結局、マーケットの環境で売られるのは一時的なもの。
米国の主要なイノベーション企業はこれからも世界を牛耳るのだ。
人間の生活様式を劇的に変える企業は人気投票で勝者となり株価が上がり金が集まる→更なるイノベーション→更なる人気を集め、株価が上がる。
この繰り返しである。
電気自動車は自動運転技術、シェアリングエコノミーを確立させ、私達が想像する上へ上へ飛躍することだろう!!
電気自動車業界の将来性は無限大だっ!!!